日本の道百選・城之門筋

重要伝統的建造物群保存地区

所在地 富田林市富田林町
富田林市富田林町の一部にあたる寺内町は、1997年(平成9年)に国から重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。大阪府下では唯一の指定となっています。
江戸時代の商家が軒を連ねる富田林市寺内町。
その中心部を南北に結ぶ延長約400メートルの城之門筋は8月10日の「道の日」を記念した「日本の道百選」に選ばれました。


江戸時代中期の大規模商家 重要文化財(旧)杉山家住宅

重要文化財(旧)杉山家住宅
建築年代 1644年(寛永21年)
所在地 大阪府富田林市富田林町14-31
旧杉山家住宅は、江戸時代中期17世紀中頃の建造で、富田林寺内町の中でももっとも古い建築物とされ、現存する町家の中でも最古と考えられています。明治時代の明星派女流歌人・石上露子(本名 杉山タカ)の生家でもあります。


国登録有形文化財 (旧)田中家住宅

所在地 富田林市本町7番2号
建築年代 1892年 (明治25年)
主屋、乾蔵、巽蔵等主要部分は。明治25年に建築されたもので、門戸を構え南北両側に前栽を整えるなど、邸宅風の近代和風住宅としての特色があります。


重要文化財・興正寺別院 (富田林御坊)

所在地 大阪府富田林市富田林町
建築年代 1638年(寛永15年)(再建)
所在地 城之門筋・堺町
宗派 真宗興正寺派
表門は桃山調の高いもので、最近の調査で明らかになったが、もと伏見城門のひとつが興正寺に寄与されたものをここに移建したと伝えられています。
城之門筋に表門、鐘楼・鼓楼・本堂・客殿・庫裏などを配する。


大阪府有形文化財 仲村家住宅

所在地 大阪府富田林市富田林町14-31
大阪府有形文化財
建築年代 建築年代 1782-1783年 (天明2-3年)
歴史上有名な「吉田松陰」が嘉永6年(1853)に2度延28日間同家に滞在しました。
旧来の家業は明らかではありませんが、正徳5年(1785年)に酒造株を取得後は、造り酒屋として著しい発展を遂げ、天明5年(1785年)の酒造米高は河内国で最高の2135石に達した。寛政4年(1792年)には江戸市場を対象とした酒造業の理事長に当たる「河内一国江戸積大行司」となった。江戸・徳川家にも献上されました。